funfun’s blog

温泉と猫

何を大切にするのか

funfun2004-09-02

昨日、農水省厚労省共催のBSE(牛海面状脳症)対策に関する意見交換会に参加した。
ここに吉野家焼肉屋などの業界筋の所属を伏せた組織だった申し込みがあり、異例の注意がされる幕開け。そのグループは申し合わせた様に『全頭検査を見直し、EU並みの検査を』と言う。極みは、わざわざ東京から来たサラリーマン氏で、全頭検査を止めろと言う。
現在の全頭検査はどの国よりも厳しいが、これにより(正しくは特定部位の除去との二重の対策で)失われかけていた牛肉への信頼が回復しつつあり、実際に月齢21や23という若い牛のBSEも発見されているのだが、これを無視して月齢30以上の牛を検査する「EU並」を主張している。
ここで判るのだが、実際の危険よりも経営を優先する姿勢の企業の「食」が信頼できるか…ということであり、結論も明確。この方々は、新聞に堂々と企業名を明らかにして、意見広告を出せば良い。そうすると、どこを避けると安心して食べられるかが一目で判るから。。。

某雑誌で隠れた野湯が突然見開きで掲載された。販売部数の多い雑誌のもつ影響力は計り知れないものがあり、直ぐにここにも心無い輩が出没することとなるだろう。そして、その先は。。。
マスコミが哲学を失い、ただ話題が取れ、部数が伸び、…ということが至上となると、行き着く先は怖い悲惨なものになることも自明。

何を大切にするのか、今こそ哲学が求められているのだろう。